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【カレンダーの日】

1952日めくり

こんにちは。いよいよ12月ですね。
師(落ち着いている人・教師)も走ると言われる「師走(しわす)」がやってきて、慌ただしく年越しに向けての準備に着手されている方も多いと思います。

壁に掛けていたり、机の上で使っているカレンダーもついに最後のページを迎えます。

ご存知でない方も多いかと思いますが、12月3日は「カレンダーの日」です。

1872(明治5)年のこの日から太陽暦が採用されたという史実に基づいて、1987(昭和62)年に全国団扇扇子カレンダー協議会が制定しました。

今日は少しだけカレンダーのお話をさせていただきます。

1949日めくり

 

「カレンダー」の由来とは…

太陽・月・星の動きを観察・計算し、季節や月日を決める方法である「暦」を記録して、一年間の月日・七曜・祝祭日や行事などを日ごとに記載したものをカレンダーといいます。

「カレンダー(calendar)」の名前の由来は諸説あるのですが、中でも面白いのは古代ローマの説です。

古代ローマの人々は月の満ち欠けの周期で日付を判断していました。そのため、新月が明けて出てきた新しい月を見つけると、当時の暦を管理していた僧侶が「新月をみつけたぞ!」と叫んで人々を集め、次の満月を知らせたそうです。新月を見つけた日をひと月の最初の日である「朔日(さくじつ/ついたち)」とし、朔日は「calendae(カレンダエ)」と呼ばれていたためここからカレンダーという呼び名になったと言われています。

その他にも、古代ローマでは月の始まりの日が今の家賃の振込日や税金の支払い締切日のような、いわゆる勘定の日だったことから、それらの会計を記入している帳簿を意味する「calendarium(カレンダリウム)」の呼び名をとってカレンダーになったという説も。

あたり前のことですが、当時も多くの人が働き、お金をもらったり、予定を立てて暮らしていたのだと思うと、今と大して変わらないのかもしれないと不思議な気持ちになりますね。

カレンダーという日々を管理するもの。世界各地で、様々な暦で、多様にカレンダーはつくられてきました。
幼い頃読んだ「ロビンソンクルーソー漂流記」で、主人公が無人島に漂流しても気が狂わなかったのは、木に彫りつけていたカレンダーのおかげで冷静になれたという場面は、創作ながら説得力があったことを思い出します。

不要になると処分されるため残ることのないカレンダーですが、私たちは予定を立ててコントロールすることで統率を保っていて、それにカレンダーは必要不可欠なのだなと思うと、歴史があることにも頷けますね。

 

昔の日めくり、こんなデザインがありました

話は変わりますが、私たち暦生活の属している会社「新日本カレンダー」は今年で創立96年を迎えます。今でこそいろいろなカレンダーを作っていますが、最初は日めくりカレンダーづくりからスタートしました。
今回はカレンダーの日ということで、弊社の過去に販売した歴史ある日めくりを少しだけご紹介します!

 

1957年(昭和32年)
・ソ連が世界初の人工衛星「スプートニク1号」打ち上げ
・コカ・コーラが日本での販売を開始
・100円銀貨発行(100円紙幣の発行は1973年で中止)

こうした出来事のあった1957年には、こんなデザインの日めくりを作っていました。

1957日めくり

青色と朱色のコントラストが潔くて美しいですね。数字の書体もずんぐりとしていて、今見ると新鮮で可愛らしく思えます。予定を書き込むことのできるスペースがあります。

少し見づらいのですが、右下の「一月一日」の日付の上部に記載してある「大」は、「大の月」「小の月」のことです。「大の月」は31日で終わる月、「小の月」は30日で終わる月を指しています。(※2月を除く)
「西向く侍(にしむくさむらい)」という言葉があり、これは「二・四・六・九・十一(縦に並べて士に見えるのでさむらいと読んだ)」という小の月の組み合わせを示します。
今月は何日までだったかな?と思った時に覚えておくと便利ですよ。

 

1960年(昭和35年)
・カラーテレビの本放送開始
・森永製菓がインスタントコーヒーを発売
・丸美屋がふりかけ「のりたま」発売

こうした出来事のあった1960年には、こんなデザインの日めくりを作っていました。

1960日めくり

鶴のモチーフは表紙によく使われているのですが、初日の出と海を背景に飛ぶ丹頂鶴の美しさが際立つ日めくりです。余白のメモ欄に縦線がひかれて使いやすくなっています。懐かしい夏休みの宿題のようなフォーマットで、思わず日記を書きたくなってしまいますね。

 

1966年(昭和41年)
・国民の祝日に関する法律改正公布
・ザ・ビートルズ来日
・ 江崎グリコが「ポッキー」発売

こうした出来事のあった1966年には、こんなデザインの日めくりを作っていました。

1966日めくり

今ではあまり見かけない横長の日めくりです。書き込む欄がなくなった代わりに、生き生きした躍動感のあるフォントが楽しい日めくりになっています。

 

今では昔ながらの日めくりのほかにも、いろいろなタイプの日めくりを作っています。
コラム付きのものや季語を掲載したものなどもありますので、気になった方は暦生活のお店をご覧になってみてください♪

 

改元の瞬間を見届けよう!

普段何気なく行っている、壁や机、PCやスマホの画面の端に目をやって、「今日の日付は…」と確認する仕草。
無意識のことですが、こうした日付の確認作業も、カレンダーの由来を意識してみると、自分も壮大な歴史の一部の時間を過ごしているのだなと感慨深いものがあります。

そして2019年は改元の年。
天皇の譲位(君主が存命のうちにその位を譲ること)を遡ると、江戸時代後期の119代光格天皇(1771~1840)以来の、なんと約200年ぶりの出来事になるそうです。

じつに貴重な世紀の瞬間を過ごせることを意識しながら、そのときを見届けましょう!

 

暦生活では、続いてきた懐かしい歴史と数十年に一度の改元を記念して「懐かしの復刻日めくりカレンダー」を制作しました。
興味がおありの方は、この機会に歴史ある日めくりカレンダーを手にとって、日本の歴史に思いを馳せてみてはみてはいかがでしょうか。

復刻日めくり

カレンダーの日

カレンダーの日

【2019年】懐かしの復刻日めくりカレンダー(2号)
サイズ:145×71mm(日めくりサイズ…97×61mm)
大正7年(NK-8880)
大正9年(NK-8881)
昭和3年(NK-8882)
昭和4年(NK-8883)
昭和27年(NK-8884)
平成元年(NK-8885)