北の国から初雪の便り
二十四節気【小雪】

こんにちは、暦生活の大久保です。

11月になり、だんだんと寒さが増してきましたね。ほんの少し前まで暑かったので、つい油断して薄着で出かけてしまい後悔することがしばしばです。

そして暦の上では、二十四節気でいうと冬の二番目の季節、「小雪(しょうせつ)」になりました。今年は11月22日から12月6日までが小雪にあたります。

小雪とはその名の通り、雪がちらつき始める頃のことを言います。まだ積もるほどは降らないけれど、北風の寒さをはっきりと感じるようになる頃。
わたしもマフラーやコートをあわてて引っ張り出してきたところです。

そんな風に冬の訪れを実感するこの季節ですが、打って変わって春のような暖かな陽気に包まれる日もあリ、そんな日のことを「小春日和」と呼びます。

小春日和が何日か続くと、春の花たちが勘違いして咲くこともあるんだとか。春が来た!と喜んでしまっている花たちを思い浮かべると、なんだかかわいくてちょっとかわいそうにも思えてきます。

「小雪」はさらに細かな七十二候という三つの季節に分けられます。

○虹蔵不見(にじかくれてみえず):日差しが弱まり、虹を見かけなくなる季節
○朔風払葉(きたかぜこのはをはらう):北風が木の葉を払いのける季節
○橘始黄(たちばなはじめてきばむ):橘の実が黄色く色づく季節

冬になり、確かにどんよりとした曇り空の日が増えてきました。なかなか虹には出会えないし、木々も冷たい北風を受けて葉を散らされなんだか寒そう…。そんなもの寂しい冬の情景が思い浮かびます。

ですが、冬にもまれに淡い虹を見ることはできるし、散らされた葉も土の中で肥料となり、春を迎える植物たちの糧になります。そして、橘の実も黄色くなっていくさまを想像すると、冴え冴えとした景色も色づいて感じられてきませんか?

今年の初雪は例年よりも三週間ほど遅くなったそうですが、北国ではもう雪が降り始めています。
本格的な寒さはまだまだこれから、といった感じですが、朝晩の冷え込みには心が折れそうになるときも。

寒い日にはこたつでぬくぬくするのが一番、という方もいらっしゃると思います。わたしもこたつ、大好きです。が、たまには暖かい服を着て、外を散歩して、空や木々の様子から季節の移り変わりを感じてみてはいかがでしょうか?