涼しいマメ知識 vol.8
「川中島の戦い -戦う団扇-」

川中島の戦い

 

皆さんは、上杉謙信(うえすぎけんしん)、武田信玄(たけだしんげん)という武将をご存知ですか?

二人は何の因果か、敵対して幾度も戦うことになります。

その中で敵ながら友情ともいえる関係を築き、「敵に塩を送る」という有名なエピソードが生まれたり、武田信玄の絶命の際にはお互いをライバルとして称えるような言葉を残しています。

今回はその戦いの中でも、第四回川中島の戦いについてご紹介します。

全て合わせると五回起きたと言われる川中島の戦いの中で、最も白熱し、多くの死傷者を出したこの戦い。
その中に、単騎で乗り込んできた白い手ぬぐいを頭に巻いた武者(上杉謙信と言われている)の刀を、武田信玄がとっさに「軍配」で受けたというエピソードがあります。

川中島の戦い

当時の軍配は、鉄板などで硬く作ったものに漆を塗って家紋などを入れ、軍の指導者が手にしていました。
斬りつけてきた刀を受けるなんてすごい瞬発力ですね。

単騎で乗り込むという謙信の勇敢さも含めて、二人の武将の一騎打ちには胸が熱くなります。

武田信玄が手にしていた軍配は、素材は違いますが、現代でいうとお相撲の行司さんが持っているもの。
一説ではうちわの起源とも言われていますが、今でも軍配は「力比べを見届ける道具」として残っています。

その意味合いから、昔の武将の戦いが力士の一騎打ちに引き継がれていると考えると、なんだか不思議な気持ちになりますね。

よろしければ「-真夏のひと休みコラム-団扇の旅」という記事でも似た内容に触れていますので、気になった方はご覧になってみてください。