【思い立った日、本日和。】
#処暑「シンプルな一皿を究める 丁寧はかんたん」

処暑

こんにちは。暦生活の下滝です。
毎日の暑さで身体に熱がたまって、食欲がない、元気が出ない、料理をする気が起こらない、なんてことありませんか?

そんな時に、食の良さを思い出させてくれる本はいかがでしょうか。

家庭料理を通して伝わってくる、シンプルに、健やかに生きていくための「考え方」。
何事も考え方次第で、丁寧に生きることって簡単なんだよ、と教えてくれる、ウー・ウェンさんの「シンプルな一皿を究める 丁寧はかんたん」をご紹介します。

シンプルな一皿を究める 丁寧はかんたん

 

意外と知らない!?料理の視点

忙しい毎日の中で、今日は時間ないから炒め物で!なんてことありませんか?
私はずっとその考えを持っていたのですが、本書を読んで考えが変わりました。

じつは炒め物はおいしく作ろうと思ったら、野菜の切り方や火加減、フライパンに投入のタイミングなどの準備が大変。
一見大変そうな煮物は、細かい下準備もいらず、鍋に入れて煮込んでいるうちに他の作業もできるので、忙しい時におすすめだそう。

たしかに、慌てて作った炒め物は味のバランスが悪かったり、火を通しすぎていまいちだったりしたことが何度も…。
そうだったんだ、と今更ながら気づかされることがいろんなページに潜んでいます。

他にも、中国出身の方ならではの視点で、日本のおいしいものは「水」、中国では「油」など、国で異なる考え方が面白く描かれています。中国では、日本でいう出汁のように油においしさがあるそうで、日本の「油は悪いもの」という考えに新しい風を吹き込んでくれます。

 

無理しない、無駄にしない関係

本書の中には他にも、「野菜との出会いも一期一会」という言葉が出てきます。

はじめて読んだ時、人はともかく、野菜?と驚きました。
ですが、自分をふり返ると、何度しなしなのきゅうりを捨ててしまっただろうか、とか、キャベツの黒ずんでしまった部分を切って使っていたなぁ、など、恥ずかしながら悲しい別れをたくさんしてしまっていました。

そんな風に無駄にしてしまった野菜たちへ謝罪もかねて、これからは大切に使ってあげないとな、という気持ちにさせてくれる言葉です。
なんといっても、これから私たちの身体に入って栄養になり、体を動かしてくれる、いわば共同体になるものですから、友好な関係づくりは重要ですよね。

料理をプレッシャーに感じるのではなく、あくまで「自分ができる範囲」で、無理せず、できることを少しだけ。

一品、二品。手作りのシンプルな味を身体に入れる。
それだけで私たちの元気がつくられるって、素敵なことではないでしょうか。
そんな気持ちにさせてくれる一冊です。

よろしければ、ぜひ本屋さんで探してみてください。

シンプルな一皿を究める 丁寧はかんたん

-今回のここに注目!-
「食材は一期一会」毎日が旬。出会いを大事に☆

 

シンプルな一皿を究める 丁寧はかんたん

著:ウー・ウェン
出版社: 講談社
定価:本体1500円(税別)
単行本:148 ページ
ISBN:9784062210751